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医療・介護職の「ありがとう」エピソード集

リハビリの先生が「大丈夫、私はプロです。絶対に元に戻してあげますからね。そのために私がいるんですから。」と笑顔で自信に満ちた表情で、私の眼を見ながら言ってくれたのです。

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【YouTube動画】【リハビリ職のエピソード】リハビリの先生が「絶対に元に戻してあげますからね。」と笑顔で自信に満ちた表情で、私の眼を見ながら言ってくれたのです。

 

今年の1月、通勤途中に原付バイクで転倒して左腕を強打、動けなくなっていたところを、ちょうど後ろを走っていた車の方に助けられ、救急車で総合病院に搬送されました。

 

左腕が今までに経験したことが無いくらいに激しく痛み、手袋を外す事も出来ないほどで、体が揺れるたび激痛が走り、救急車に乗るのも一苦労するくらいでした。

 

最初はキツイ打撲程度、悪くても脱臼だと思っていましたが、レントゲンの結果、左肩付近の骨折と診断されました。

 

先生の説明によると、骨折部分にボルトを入れ、骨を繋ぐ手術をした方が良いとのこと。

 

絶望的な気分になりましたが、3日後に入院、手術する手続きをしたのです。

 

動かさないように上半身をベルトで固定され、使えるのは手首から先だけで、着替える事も、顔を洗う事も出来ず、ずいぶん辛い思いをしました。

 

寝るのも寝がえりが打てないのでなかなか寝つけず、入院までの3日間、片手生活の不自由さを嫌というほど味わいました。

 

入院して翌日に手術をうけ、病室に戻った時には、点滴が繋がれ、左肩には大きなテープが貼られてありました。

 

おそるおそる左腕を動かそうとしましたが、全く動かすことが出来ませんでした。

 

もしかすると、このまま左腕が使えなくなるのではないかと、不安で仕方ありませんでした。

 

幸いなことに手首や指には全く支障がなく、看護師さんの介添えもあり、食事やトイレは問題なく済ませられましたが、それでも不安な気持ちでいっぱいでした。

 

もう二度と腕を挙げてバンザイ出来なくなるのではないか、

腕を後ろに回せなくなるのではないか、

仕事を辞めなくてはならないのではないかと、

家にいた時の不自由さが思い出され、不安で不安でしょうがなかったのです。

 

手術の翌日から少しずつ指を動かすリハビリが始まりましたが、地味で進歩の見えないリハビリに、なんとなく投げやりになっていました。

 

先の見えないリハビリには、全くヤル気が起きなかったのです。

 

毎日指しか動かさない、

こんなリハビリしても意味があるのか、

もっと早くに治るやり方はないのか、

いつまでこんな地味なことやらなければならないのか。

 

焦る気持ちで、先生に反抗的な態度を取ったりしていました。

 

そんな私に、私よりも一回り以上若い、学生にしか見えないくらいの若い先生が言ってくれたあの言葉。

 

「いろんな話しをして楽しみながらやりましょう。大丈夫、私はプロです。絶対に元に戻してあげますからね。そのために私がいるんですから。」

 

笑顔で自信に満ちた表情で私の眼を見ながら言ってくれたのです。

 

どんなにか力強く、有り難く聞こえたことか。

 

今は全く動かないけど、この人を信じて任せてればきっと大丈夫なんだ。

 

私に勇気とヤル気を与えてくれたのです。

 

それからは先生といろんな話しをしました。

 

私の家族のこと、

仕事のこと、

興味があること、

嬉かったことや腹が立ったこと、

子どものこと。

 

今までに特に印象に残ってる患者さんのことや、

なぜリハビリの道に進んだのか、

どんな勉強をしたのか等々。

 

40分のリハビリ時間の間、様々な話しをしました。

 

だんだんとリハビリ時間が楽しみになってきて、先生に無理を言って毎日2回私の時間を入れてもらったりしたほどです。

 

退屈で暇な入院生活の中で、唯一リハビリの時間が楽しく待ち遠しくなりました。

 

少しずつですが、私の腕も挙がるようになってきて、そうなるとヤル気も出て、病室でも一人でリハビリするようになったのです。

 

リハビリを楽しんで頑張る。

 

そのおかげで、入院していた2週間の殆んど毎日2回ずつ、退院してからは週3回の長くてつらいリハビリ生活を5ヶ月もの間続けることが出来たのです。

 

先生のあの言葉がなければ、地味で進歩の全く感じられないリハビリを楽しみながら頑張ることは出来なかったと思います。

 

患者さんの中には通院を続けるのが難しく、特に会社務めの人は途中で来なくなることもよくあるそうですが、私は主治医の先生の許可を得るまで通いつめました。

 

もうリハビリの必要がないと診断されて、リハビリテーション科に行かなくてもよくなった時は、嬉しいような淋しいような複雑な気分だったことを覚えています。

 

最後に会ってお礼が言えなかった、その事だけが唯一心残りです。

 

今の私は怪我をする前と何ら変わりなく生活しています。

 

会社でも普通に仕事出来ますし、家事も元通りにこなしています。

 

バンザイも出来るし、背中に手を回すことも出来ます。

 

先生の自信に満ちた言葉通りです。

 

先生は言ってました。

 

「頑張るのは患者さん本人で、私達はそのお手伝いをしているだけだ」と。

 

先生はこれからもずっと動かなくなった人の手や腕を、動かせるようにするためのお手伝いをしていかれるのだと思います。

 

私はお手伝いして貰ったおかげで、絶望的で不安だらけだった日々から開放されました。

 

最後にちゃんとご挨拶出来なかったけど、もしもう1度会えることが出来たら、心の底からありがとうございましたと伝えたいです。

 

これからも沢山の患者さんのお手伝いをして不安の底から救ってあげてください。

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

・このエピソードをお寄せいただいた方

性別:女性

年齢:50代

お住まい:京都府綴喜郡宇治田原町

感謝を伝えたい方:リハビリの先生

 

リハビリの先生とのエピソードをお寄せいただき、ありがとうござました!

 

 

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