【卵アレルギーでアナフィラキシー】あの時、母親の勘を信じて行動し、医師の先生と看護師さんに出会えて、本当に良かったです。
現在6歳、幼稚園年長の娘がいます。
娘は、卵アレルギーを持っています。
離乳食の頃に数グラムでアナフィラキシーになり、救急車で運ばれた過去もありました。
卵アレルギーと診断されてから、初めてかかった小児科の医師には、血液検査はするほどでもないし、クッキーやビスケットを食べさせながら慣らしていくくらいで大丈夫でしょう。
と言われました。
しかし、私は母親の勘として、
「この子のアレルギーはそんな簡単なものでは済まされない」
と思ったので、セカンドオピニオンを受けてみようと思いました。
そこで、アレルギー科のある小児科の口コミを片っ端から調べて、とある総合病院の小児科に行きました。
そこでの医師と看護師さんには今でもお世話になっています。
総合病院の小児科にかかるのは少し緊張しましたが、最初の問診をとってくださった看護師さんは、こちらの気持ちをとても理解してくださり、
不安で離乳食をステップアップ出来ないことや、完全母乳で育てていたので私の食事のことも心配してくれました。
やっと、アレルギーの事を理解してくれる方に出会えたと思いました。
ですが、それ以上に担当になった医師は素晴らしい方でした。
私の話を聞き、
娘のアレルギーは重度のアレルギーの可能性が高いこと。
アナフィラキシーショックを繰り返すと、命が危険にさらされる場合もあること。
を説明して下さり、
「私の元に受診しにきてくれてありがとう、克服できるよう一緒に頑張りましょう」
と言ってくれました。
娘は、卵白卵黄ともにアレルギーのクラスは4。
オボムコイドはクラス5でした。
しかも、卵白はまだ未摂取でしたので、
「摂取すればまたアナフィラキシーになっていたでしょう。」
と言われました。
当時娘は1歳0ヶ月。
2歳0ヶ月まで卵除去の生活が始まりました。
そして、完全母乳で育てていたので私も、生卵やゆで卵目玉焼きなどの加工していないたまご製品は禁止、カスタードクリームやケーキ類も少量と言われました。
娘の卵除去生活は、さほど難しいものではなく、外食さえしなければ問題ありませんでした。
ですが、私の卵除去生活は難しく、加工品などでたまご製品を少しでも食べてしまうと娘は蕁麻疹が出てしまい、その度に病院にかかりました。
そんな時も、医師の先生は、私を責めることなく、
「お母さんは悪くないよ」
と励ましてくれていました。
月日が流れ、次に1度卵を食べる治療をしていき、娘が3歳になる頃にはどんどん経口摂取しても蕁麻疹が数個出るだけですむようになり、私の気持ちも楽になりました。
そして、誕生日に様子を見ながら初めてのデコレーションケーキを食べさせました。
もちろん、通常より少な目の量でした。
その数分後アナフィラキシーになり、救急車を呼び病院に運ばれてしまいました。
私は自分を責め、とても落ち込んでしまいましたが
医師と看護師さんが、
「娘ちゃんは大丈夫だから落ち込まないで、笑顔でいてあげて!」
と励ましてくださいました。
誕生日にケーキ食べれて良かったね!
美味しかった?
来年の誕生日はもっとたくさん食べれるように頑張ろうね!
と娘にも話してくれていました。
現在6歳になった娘は、生卵以外はアレルギー症状は出なくなり、好きなものを好きなように食べられるようになりました。
ずっとお世話になった医師は、アレルギー専門医を開業し、優しくしてくださった看護師さんも、そのクリニックで働いています。
風邪をひいたり予防接種の時は、そちらにお世話になるようになり、いつ行っても
「美味しいデザート食べれてる?」
と娘に聞いてくれ、娘も喜んでいます。
あの時、母親の勘を信じて行動し、医師の先生と看護師さんに出会えて、本当に良かったです。
娘が、毎日幼稚園に笑って行き、お友達と同じ給食を食べれているのが何よりも嬉しいです。
・このエピソードをお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:30代
お住まい:北海道札幌市
感謝を伝えたい方:医師の先生、看護師さん
医師の先生、看護師さんとのエピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!