仕事のストレスとプレッシャーで、うつ病になり休職することになりました。
1年以上、会社を休職して、心療内科クリニックで通院治療をしていたのですが、症状に波があり、なかなか改善しない状況で、当時の主治医の強い勧めで、転院し、精神病院に3か月入院することになりました。
当時は、睡眠薬を飲んでもなかなか眠れず、寝ても何度も目が覚めてしまい、眠った感じがほとんどしない毎日でした。
また、ひどい抑うつ状態で、絶望と悲しみの中に沈み込んでいて、かつ体が思うように動かず、ほぼ寝たきりで過ごしていました。
なんとか通院だけで治したいと思っていたのですが、寝たきり状態が続くようになり、一人暮らしだったこともあり、このままでは命に危険がおよぶ可能性もでてきたため、入院が避けられなくなりました。
ただ、これまで一度も精神病院に入院はしたことがなく、心理的な拒絶反応がずっとあり、なんとか入院せずに済ませられないかと思い悩みました。
また、心療内科クリニックと違い、精神病院は非常に重い症状の方が通うところというイメージもあり、そこに入院することに恐怖も感じていました。
入院後もいろいろな精神病患者さんと一緒の相部屋だったので、ストレスや不安が最初のころはひどく募っていきました。
また長期で休み続けている会社に対しても、とんでもない迷惑をかけていることもあって、心苦しさで胸がいっぱいになっていました。
こんなところで、なにをしているのか。
なんで自分がここにいなきゃいけないのか。
毎日自問自答の日々でした。
自分自身を完全に見失いかけていました。
そんなとき出逢ったのが、今もお世話になっている新しい主治医の先生です。
初診からかなりの時間をかけて、診察してくだり、絶望のどん底にいた私の話をじっくり聞いてくださいました。
不安の一つ一つに真摯に対応してくださいました。
先生と話しているだけで、次第に病院に抱いていた恐怖や不安は消えていきました。
時間のあるときは、入院している部屋までちょくちょく足を運んでくださり、何気ない会話をしながら、私の体調や変化をしっかりと見守ってくれていました。
ゆっくりと信頼関係を築いてくださり、何でも話せる状況をちゃんと作ってくださいました。
そのおかげで、自分自身の本当の気持ちや、なんでこの病気になったのか、どうしたらこの状況から抜け出せるのかを、しっかり考えることができました。
主治医の先生が会社と私の間に入り、私の一番の悩みで病気の根本の原因だった会社の問題を解決してくださったおかげで、無事復職できました。
主治医の先生の惜しみない支援のおかげで、自分の中に立ち込めていた暗雲があっという間に晴れていくような気がしました。
あれだけ後ろ向きで、自信喪失していた自分が、もしかしたらうまくいくかもしれないと前向きな心境になれたのです。
無数にあった不安の種が一つ一つ消えていく感じでした。
それにつれて、もう一度がんばろうという気持ちが芽生えて、立ち上がる気力を取り戻すことができたのです。
先生のおかげで、自分にとって一番いい環境は何かをしっかり見つめ直し、会社は退職しましたが、今は最適な環境の中で穏やかな日々を過ごせています。
この人生の選択に後悔はありません。
先生と一緒に話をする中で、選び取っていった道だからです。
本当に感謝してもしきれないくらいです。
先生に出逢えたことは、自分の人生にとっては1位、2位を争うくらいの重大なできごとでしたし、もし出逢えてなかったら、今私はこの世にいないかもしれません。
私が生まれつき抱えていながら、39歳になるまで気づかなかった持病を二つも発見していただき、正しい治療を受けることができたことで、命をつなげることができました。
本当の意味で、命の恩人です。
心と体の二つ同時に救ってくださいました。これからも一生お世話になると思います。
一生、先生についていきたいと思っています。
・このエピソードをお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:40代
お住まい:長崎県佐世保市
感謝を伝えたい方:医師の先生、看護師さん
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