ここぴたる!

医療・介護職の「ありがとう」エピソード集

「あの看護師さんみたいに、どんなに忙しくても余裕がないときも、患者さん一人一人に寄り添えるような元気とパワーを与えることができるような看護師になりたい。」というのが妹の口癖です。

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これは私のおじいちゃんが、5年前に肺癌で近所の病院に入院をしたときの話です。

 

おじいちゃんはこれまで本当に健康体で病気なんて滅多にしなかったので、初めての入院でした。

 

しかもそれが「癌」という大きな病気だったため、本人も家族もすごく落ち込んでいました。

 

今まで近しい人に癌になった人がいなかったこともあり、とても重大な事のように感じたことを今でも覚えています。

 

なにより1番ショックを感じていたのは、おばあちゃんでした。

 

結婚してからずっと一緒にいたおじいちゃんが突然の入院で、

何をすればいいのか、

どうすればおじいちゃんを支えてあげられるのか、

を考えては、落ち込んでいる様子でした。

 

おじいちゃん本人も、今まで入院なんてしたことがなかったため、戸惑いがすごく大きかったみたいです。

 

外泊なんて滅多にすることがなかったような人だったため、長らく家を空けることがどうしても気がかりに感じている様子でした。

 

そしてなにより、

癌という大きな病とどのように戦えばいいのか、

本当に治るのか不安でたまらないと、

弱気になっていました。

 

そんなときに、私達家族を勇気づけて励ましてくれたのは、その入院した病院に勤める看護師さんでした。

 

その看護師さんは20代前半くらいで、まだ新人さんのような初々しさのある女性の方でした。

 

「癌という病気はとても重病のように感じるかもしれませんが、今では治ると言われてる病気です。私達病院も全力でサポートするので一緒に頑張って治しましょうね。」

と言ってくださった看護師さんが、とても頼もしく感じました。

 

明るくて元気で優しいその看護師さんに、おじいちゃんも元気とパワーをもらっているようでした。

 

その病院は小さな病院ではなかったので、入院している患者さんも多く、忙しいとは思うのですが、毎朝おじいちゃんに

「今日は調子はどうですか?気になることや不安なことがあれば話してくださいね。」

と声をかけてくれると言っていました。

 

また、入院生活に慣れてないおじいちゃんに、お散歩を勧めてくれたり、面白いテレビのことを話してくれたり、暇をしないような工夫もしてくれていました。

 

そして私達家族へのサポートもしてくれました。

 

疲れているおばあちゃんに

「病院でのおじいちゃんのサポートは任せてください。おばあちゃんは無理をしないでくださいね。」

といつも声をかけてくれていたそうです。

 

その看護師さんや家族のサポートもあってか、無事おじいちゃんの手術も成功して癌との戦いに勝利しました。

 

手術後もすぐにおじいちゃんが元気になったわけではありませんが、その間も看護師さんは懸命にお世話をしてくれました。

 

看護師だから当たり前だと言う方もいるかもしれませんが、最近は看護師さんの人手が足りず患者さんの数は増える一方で、一人一人へのケアが手薄くなっているという話も聞きます。

 

そんな中で、素敵な看護師さんとこうして出会うことができて、おじいちゃんも私達家族も、本当に幸せだなと思います。

 

その看護師さんが今はどうしているのか、まだあの病院で看護師さんとして働いているのかは私にはわかりませんが、あのときの素敵な看護師さんに憧れた私の妹は今看護学校に通っています。

 

「あの看護師さんみたいに、どんなに忙しくても余裕がないときも、患者さん一人一人に寄り添えるような元気とパワーを与えることができるような看護師になりたい。」

というのが妹の口癖です。

 

私達家族も妹の夢を全力で応援しています。

 

もちろんおじいちゃんもです。

 

もし今あの看護師さんに会えたならば、あのとき忙しくても笑顔を絶やさず全力のケアを提供してくれたことに心から感謝を伝えたいです。

 

・このエピソードをお寄せ戴いた方

性別:女性

年齢:20代

お住まい:福岡県福岡市

感謝を伝えたい方:看護師

 

看護師さんとのエピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!