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医療・介護職の「ありがとう」エピソード集

【胎児発育遅延で579gで出産】看護師さんが、赤ちゃんが小さく産まれたことの不安をすべて聞いてくれました。

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私は妊娠6ヶ月のころに胎児発育遅延と診断され、通っていた産婦人科から大学病院へ転院となりました。

 

原因は不明で、自宅安静をするしかなく、毎日不安との戦いでした。

 

胎児の発育は通常に比べ遅れてはいるが、ほんの少しずつ成長はしていたため、定期的に通院しながら様子を見ていくことに。

 

妊娠7ヶ月に入った頃、突然吐き気と下痢の症状が出てきました。

 

自分しか家にいない状況で、通っていた大学病院までは車で1時間近くかかるので、運転していける気力がありませんでした。

 

どうするか悩み、近所にある大きめの総合病院に相談したところ、内科も産婦人科もあるので診ていただけることになり、すぐに総合病院に向かい、受付を済ませました。

 

症状か吐き気と下痢だったため、季節が冬だったこともあり、私はノロウイルスや胃腸炎等を疑い内科を受診しました。

 

まず血圧を計り、血液検査、点滴を受けました。

 

点滴をしている最中に、看護師さんが来て、血液検査の結果の数値がおかしいことを伝えにきて、すぐに産婦人科にかかることに。

 

産婦人科の先生から、妊娠高血圧にかかっていて、ヘルプ症候群を引き起こしていることを伝えられ、おそらく今日が赤ちゃんの誕生日になると告げられました。

 

私は頭が真っ白になり、現状が受け止められず、嘘なんじゃないかと言葉にならない状況でした。

 

なぜなら赤ちゃんは胎児発育遅延の為、小さめでまだ推定600グラムほどまでにしか成長していなかったからです。

 

正直赤ちゃんは助かるのか、助かったとしてもちゃんと生きていけるのか、不安ばかり押し寄せてきました。

 

そんな状況の中、かかりつけの大学病院へ行く手配ができて、すぐに救急車で搬送となりました。

 

救急車の中の記憶は、吐き気が続いていたこともあり、あまり良く覚えていません。

 

大学病院に着くと、すぐに先生から詳しい説明がありました。

 

私の実母、主人もすぐに仕事を切り上げ、病院へかけつけてくれました。

 

医師の先生から説明はあるものの、私は状況を把握することで精一杯で、主人が主に対応していました。

 

私にはどうすることもできず、医師の先生にお願いすることしかできませんでした。

 

そしてまもなく帝王切開の手術が行われ、無事赤ちゃんが産まれました。

 

私は全身麻酔で記憶がありませんが、目が覚めると、赤ちゃんが助かったこと、579グラムとかなり小さいが命が助かったことが伝えられました。

 

安心したのもつかの間、この手術から2日後に私は心不全を起こしました。

 

息苦しく、その異変に気付いた看護師さんが、優しく対応してくださったのを良く覚えています。

 

その心不全の治療と検査が始まり、血栓をなくすための点滴をしていました。

 

その結果、心不全の症状は良くなっていたのですが、急に鼻血が出やすくなったり、腹痛に襲われました。

 

腹痛は帝王切開の傷が痛むにしては少し違った痛みで、だんだんと我慢できないほどの痛みとなりました。

 

診てもらった結果、帝王切開の傷口の中で出血してしまい、お腹の中に血がまたっていっているという状況で、もう一度手術をすることに。

 

私は、

「赤ちゃんが小さい体で頑張って生きているときに、自分が弱音を吐いてはいけない」

と無理をして自分に言い聞かせていました。

 

しかし、これだけ辛いことが続いて、耐えられなくなり心身ともにボロボロの状態でした。

 

そんなとき私を救ってくれたのは看護師さんにの存在でした。

 

その看護師さんは、その日私の担当でもないに関わらず、部屋に来てくれて、話を聞いてくれたり、私の症状を常に心配してくれました。

 

赤ちゃんが小さく産まれたことの不安をすべて聞いてくれて、優しい言葉や対応に本当に救われました。

 

この経験をしたことで、本当に辛かったけど、このときの看護師さんに出会えたことに感謝しています。

 

そして、看護師という過酷な仕事の中でも、私に笑顔をくれたこと、本当に素晴らしいお仕事をされているんだなと心から尊敬できました。

・このエピソードをお寄せいただいた方

性別:女性
年齢:20代

お住まい:栃木県佐野市

感謝を伝えたい方:看護師さん

 

エピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!