ここぴたる!

医療・介護職の「ありがとう」エピソード集

【子供の熱性痙攣】看護師さんは「私も親だから気持ちが分かるよ!頭の中が真っ白になっちゃうよね。」と声をかけてくれ、私の怖かった気持ちに寄り添ってくれました。

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私には、1歳の子どもがいます。

 

私は育休明けで仕事復帰したため、子どもが10ヶ月の時から保育園に預けました。

 

その時は、私の子どもはまだ後追いが激しく、家の中でもいつでも私についてきていたので、保育園に預けるとずっと泣いていました。

 

最初のうちは、短時間から預けてだんだんと慣らし保育をしていきました。

 

保育園に通い出して2週間ほどすると、熱が出ました。

 

子どもにとって、母親と離れて毎日慣れない保育園に通い続けることに負担がかかっていたのだと思います。

 

そこからは、毎週のように熱がでてしまい、その都度小児科を受診していました。


ある時、いつものように子どもの熱が出ましたが、39度以上の高熱で、食欲もありませんでした。

 

かかりつけの小児科を受診し、先生に診察してもらいました。

 

かかりつけの小児科は、いつも混んでいて、病院開始時間の前に10人以上事前受付しているような状況でした。

 

病院で待たないようにと、順番が携帯の画面から分かるようになっているので、一度受付してから家に帰って休むことができます。


私の子どもは、その小児科の先生が気に入っているようで、ほかの病院に行くと大泣きしてしまうのに、その先生の前では不思議と泣くことがありませんでした。

 

きっと、先生の穏やかで優しげな雰囲気を子どもながらに察していたのだと思います。

 

「また高熱が出たね。」と言って、先生は診察してくれました。

 

毎週のように熱を出し、どうしてこんなに熱が出てしまうのだろうかと、私はずっと思っていました。

 

そのことについても質問したところ、

「保育園に入って最初のころの時期には、毎週のように熱が出てしまう子もいますよ。」

と答えてくれました。

 

混んでいる診察の中でも、先生は笑顔で診察室に迎え入れてくれ、些細な心配なことにも答えてくれました。

 

私の子どもは口を開けて診てもらうのが苦手で、嫌がりましたが、先生は診察後に頑張ったねと褒めてくれました。

 

帰るときにもお礼を言うと、バイバイと手を振ってくれました。忙しい中でも、そうした配慮があって、嬉しく思いました。


その後内服薬が処方されたので、薬局へ行きました。

 

普段だと、粉の薬は溶かして飲めるのですが、食欲もなく、水分すらあまり取れない状況だったので、きちんと薬も飲めるかどうか分からず不安でした。


その時、薬剤師さんが「お子さんは、粉のお薬飲めそうですか?」と声をかけてくれました。

 

私は、普段なら飲めると思うが、今は食欲がなくて水分も取れるかどうか心配だと相談したところ、薬の苦くない飲み方や、ヨーグルトなどに混ぜると苦味が強くなるなど、細かく教えてくれました。

 

そして、砂糖不使用のチョコ味のペーストに混ぜると飲みやすいと教えてくれ、試供品もくれました。

 

それだけでも、私は不安が減ってましたが、さらに「熱があって離乳食食べれなそうな時なら飲むタイプのゼリーを試してみるといいよ」と言って、1つ渡してくれました。


帰ってから、試しにもらったゼリーをあげたところ口にしてくれました。

 

美味しそうに何度も食べている姿を見て、安心できました。

 

薬についても、まずは溶かして飲ませてみようと試みましたが飲むのが難しく、もらった砂糖不使用のチョコペーストに混ぜてみることにしました。

 

すると、なんとか薬も飲んでくれました。

 

教えてもらえてなかったら、普段ヨーグルトを美味しく食べてるから…と思い、混ぜてしまって苦くて薬を飲むのことに苦労していたと思います。


子どもの体調不良の時、親はとても心配になります。

 

この小さい身体でこんなに高い熱を出して苦しそうで、変わってあげたいぐらいだと何度も思います。

 

私の場合、毎週熱を出してる子どもの姿を見て、そこまでして働きに出る意味があるのか、あの時こうしていればよかったとか、もしかしたら夜眠るときに暑かったり寒かったりしたせいで熱が出たのかもなど、何度も後悔をして、自分を責めていました。

 

もっと早く気づいてあげたらと思ったり、ここまで無理をさせなければよかったと思ったり。

 

私の子どもは、その前にも高熱が出たときに熱性痙攣を起こして、ぼーっとして意識がなくなる瞬間を目の当たりにしたことがありました。

 

その時は、病院の受付で待っている時だったので、すぐに対応してもらえましたが、我が子が痙攣を起こしている状況に私はパニックになってしまい、涙が止まりませんでした。

 

後になって熱性痙攣は数分で治ることが多いと知りましたが、その時はこのまま万が一のことがあったらどうしよう、後遺症が残ったらどうしようと、とても不安で怖かった記憶があります。

 

そのようなときに頼れるのが、小児科の先生だと思います。すぐに対応してくれて、痙攣が収まって落ち着くまで病院でみてくれました。

 

看護師さんも、「私も親だから気持ちが分かるよ!頭の中が真っ白になっちゃうよね。」と声をかけてくれ、私の怖かった気持ちに寄り添ってくれました。

 

子どものこととなると、些細なことでも心配になってしまいます。

 

そんなときに、ないがしろにせずに不安なことに対しても答えてもらえることがどれだけ嬉しいか。本当に感謝しています。


また、薬剤師さんも私が不安なことに寄り添い、どのように薬の内服をしたらいいか教えてくれたり、子どもの食欲がないことに対してもアドバイスをくれたこととても感謝しています。

 

きっと、家で子どもが薬を飲まなかったらどうしたらいいかと不安が続いていたと思います。

 

今回出会った薬剤師さんは、ただ単に薬を説明して渡すだけでなく、どうしたらきちんと飲めるのか、子どもの体調がどうしたらよくなるのか、食べれないならどうしたらいいのか、ただ薬を飲むのでなく、子どもが飲みやすい工夫をしてあげることも考えてくれてました。

 

そうすることで、子どもが嫌な薬を飲むという負担も減ると思います。

 

そして、不安が多かった私の気持ちも救ってくれました。


身体だけではなくその人の精神もあわせてみることが大切だと思いますが、とても難しいことだと思います。

 

それを実践している先生と薬剤師さんに出会え、嬉しく思います。

 

忙しい医療の現場ではあると思いますが、これからもどうか患者とその家族の不安な気持ちにも寄り添っていく医療を提供してもらえたら嬉しいなと思いました。

 

 

・このエピソードをお寄せいただいた方

性別:女性

年齢:20代

お住まい:長野県長野市

感謝を伝えたい方:医師の先生、看護師さん、薬剤師さん

 

エピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!