【理学療法士のエピソード】危険な状態に陥った祖父ですが、理学療法士さんとによるリハビリのおかげで、車いす生活ですが自力で御飯を食べることができるまでになりました。
・理学療法士さんが、病室にて和やかな雰囲気を作ってくださいました。
祖父が昨年12月に誤嚥性肺炎で倒れて救急車で搬送され入院し、同時に心筋梗塞も発症していたのでいつどうなってもおかしくない、近日中にお葬式の段取りもしておいて下さいと担当医師から告げられました。
もともと糖尿病も患っており、あまり健康体とは言えない祖父でしたので、私たち家族は毎日が不安で夜も眠れず、年末で仕事が忙しい中ほぼ毎日病院に通い、心身ともに疲れ切っていました。
そんな中で毎日理学療法士の方が祖父の寝たきりで硬直した手足のトレーニングをする傍ら、私たちの他愛のない世間話に付き合って下さり、病室にて和やかな雰囲気を作って下さりました。
・父は次第に毎日のリハビリを心待ちにするようになりました。
当時の祖父は酸素マスクを付けて、腕も管だらけで身動きが取れない状態でしたので、寝たきりだと床ずれができて痛いから心配だと言って、トレーニング以外の時間も病室に小まめに見に来て下さりました。
看護師の方も皆様とても優しく大変良くして下さったのですが、奇跡的に回復できてICUを出てからは、リハビリにて理学療法士の先生にお世話になりっぱなしでした。
祖父は相撲と釣りが大好きなのですが、ある時リハビリ担当の先生がわざわざ相撲のカレンダーを祖父の病室にプレゼントして下さりました。
思うように身体が動かず不自由な生活に精神的に参っていた祖父でしたが、先生との会話が楽しかったみたいで、最初は弱音を漏らしていましたが、次第に毎日のリハビリを心待ちにするようになりました。
私たち家族も初めは多少の不安はあったものの、前向きな姿勢を見せてくれる祖父を見ていると自然と元気が出ました。
・医療従事者の方々に感謝!
どんなに忙しくても事務的な対応だけに終わらず、患者と家族の精神的なケアもして下さる姿を見て、医療従事者の方々に感謝の気持ちが芽生えると同時に尊敬の念を抱きました。
入院の付き添いは家族までも精神的に参ることが多いですが、他愛もない世間話をして下さると気分も紛れますし、自然と笑顔が生まれます。
一度は生死を彷徨い、危険な状態に陥った祖父ですが、現在は担当医師を始め毎日のリハビリの甲斐あって車いす生活ですが自力で御飯を食べることができるまでになりました。
車いすの扱い方もリハビリの先生が祖母を始め私たち家族に入念にレクチャーして下さったので、後期高齢の祖母ですが車いすを押して祖父との散歩を楽しんでいるようです。
入院、介護…というと暗い印象を持ちがちですが、家族だけではなく医療従事者の方々に支えられてひとまずは乗り越えられることができました。とても感謝しています。
この体験談をお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:20代
お住まい:大阪市四條畷市
リハビリで辛い日々も、理学療法士さんと乗り越えることができたのですね。
理学療法士さんとの体験談をお寄せいただき、ありがとうございました!