ひいおばあちゃんが自宅で転倒し骨折したため、病院へお見合いに行った時の話です。
いつも優しく、穏やかであるひいおばあちゃん、私はひいおばあちゃんの事が大好きだったので、入院の知らせを受け慌ててお見舞い行きました。
そこで1人の看護師さんに病状説明をお願いしました。
するとその看護師さんは笑顔で
「大変でしたね、大丈夫ですよ。医師の先生から説明があると思うのでこちらでお待ちくださいね。」
と、今の状況と、主治医と今後の治療方針を話し合う必要がある事を、説明してくださったのです。
そして、すぐさま、お医者さんにコンタクトを取ってくださり、お医者さんから家族へ分かりやすい説明を受ける事ができました。
このことから、まず看護師さんが忙しいのに関わらず、笑顔で対応してくださったことに好感が持てました。
そして、
「大変でしたね」
と私自身をねぎらってくださったことことで、私は一気に心が温かくなり、この病院ならひいおばあちゃんの事を安心して任せる事が出来るなと感じました。
病院では患者に寄り添った医療、看護を提供するという理念を掲げているところが多いですが、まさしくこのことがそうであると感じました。
病院に訪れる人は患者でなくとも不安に感じていると思います。
そこで笑顔で温かい言葉をかけていただくだけでもその不安が少しでも和らぐのです。
その逆で、忙しくて家族が来院した時も無視、説明もなんか雑。
そういった場合は病院に対し不信感を感じます。
本当に大丈夫であるのか、大切な家族の命を本当に預けても大丈夫であるのかと。
そして言葉だけでなく、忙しいから声をかけないでという雰囲気を感じるだけでも悲しくなるのです。
医療を提供する場としては温かく安心できる雰囲気づくりをしていただきたいと思います。
患者の命と向き合うだけでなく、患者の家族と向き合っていってほしいと思います。
ひいおばあちゃんが入院した病院で、実際にリハビリをしているところを見学しました。
すると理学療法士さんから現在の状況を説明していただき、
どのくらいまでの機能回復を望んでいるか、
自宅の環境など事細かく聞いてくださり、
退院に向けてどのように目標を設定したらよいか話し合うことができました。
患者本人がどのようにリハビリをしてもらっているのか実際に目にすることができ、
そのリハビリのゴールを一緒に決めることができ、
暖かなサービスに感動しました。
今できることをされるのではなく、退院を見据えて行動していただけていることに好感を持てました。
退院してから介護していくのは私たち家族です。
理学療法士さんが家族に要望を聞いて、自宅の環境を把握して少しでも私たちの負担を減らそうと努力してくださっているのが伝わってきました。
ひいおばあちゃんが自宅に帰ってきてもまた転倒して同じことを繰り返すのではないかと、私たち家族は不安でありましたが、リハビリする姿をみてこれなら大丈夫じゃないかと安心することもできました。
今回、ひいおばあちゃんを担当してくださった看護師さん、理学療法士さんには本当に感謝しています。
この方々が丁寧に対応してくださったおかげで、医療現場に対する良いイメージを持つことができました。
初めはなんだか建物を古いし、看護師さんはバタバタしておられ忙しそう、医療現場に対し暗く、あまり良い印象を受けることができませんでした。
でも、担当してくださった看護師さんに声をかけた瞬間、看護師さんの笑顔を見た瞬間にそのイメージは払拭されたのです。
これからも医療現場は温かく安心できる場であってほしいと思います。
ひいおばあちゃんが入院したことで医療に対するイメージがとても大きく変わりました。感謝の気持ちでいっぱいです。
・このエピソードをお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:20代
お住まい:鳥取県米子市
感謝を伝えたい方:看護師さん、理学療法士さん
看護師さん、理学療法士さんとのエピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!