ここぴたる!

医療・介護職の「ありがとう」エピソード集

その時、すごく、この歯科助手の仕事の「やりがい」を感じました。

f:id:cocopital:20180810112401j:plain

大学生のとき、自分の学費の足しになるようにと、歯科助手の求人に応募しました。

 

全く初めてのことで最初は何からすればよいか、手間取ることばかりでした。

 

何しろ、休診日がなく、毎日午後9時まで開院しているクリニックでしたから、歯科医師の先生の数も、延べ20人はいたと記憶しています。


そこで、先輩の歯科助手や歯科衛生士の方々に、様々なことをご指導頂きました。

 

例えば、歯科助手の一番の心得として、担当する歯科医師の手順を、その治療内容に準じて確実にアシストしなければいけないことや、

歯科医師の先生によっては使う薬品、患者様の口腔内を形成(削ったり研磨したりする)時のタービンの種類が違うこと、

等々、覚えることは山のようにありました。

 

20人くらいいる歯科医師の先生の、すべてのパターン(治療手順・薬品・機器類)を頭に入れて、治療アシストするのですが、時々迷いが生じる時があります。

 

ここのクリニックではとても気難しい歯科医師の先生もいて、最初に担当した時はその先生の手順に追いつかずかなり叱られました。

 

当然、私も新人なので、その先生自身もそれを踏まえて、最初は大目に見てもらっていたようですが、ある日、用意する薬品を間違えたことで先生から「誰か別の助手に代わって!」と言われてしまいました。

 

その時は結構ショックを受け、もう一度今まで教えてもらった手順や内容を書き留めたメモを読み返し、2度と先生の迷惑にならないように、と努めました。


歯科助手・衛生士の数も限りがあったので、再度、その歯科医師の先生につくことになりました。

 

治療で、何とか先生の間合いに合わせて作業をすると、患者様が帰った後に

「結構、頑張ってるねー 今日1日よろしく」

と声をかけて下さいました。

 

私は、その時、すごく、この歯科助手の仕事の「やりがい」を感じました。

 

何とか自分の努力を認めてもらったような気がしました。

 

その後も、その先生の診療担当日と私の通勤日が重なった時は必ずといっていいほど、担当を任されるようになりました。

 

様々な治療がありますので、まだ私が携わったことのない治療方法だと、その歯科医師の先生が自分自身で丁寧に私に説明してくれるようにもなりました。

 

このような形で、先生の補助を円滑に進められるお手伝いができ、結局はそれが患者様になるべく不安を取り除き、治療を滞りなく受けて頂けることに繋がるので、私にとってはとてもいい勉強になり、鍛えて頂いたのだな、と感じました。

 

・このエピソードをお寄せいただいた方

性別:女性
年齢:40代

お住まい:神奈川県川崎市

職種:歯科助手

勤務施設:個人のドクターが運営する歯科クリニック

勤務施設の規模(職員数):およそ40人

 

エピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!