子どもの体調不良で、小児科を受診した時の事です。
当時、6歳と2歳の子どもを一人で病院に連れて行きました。
具合が悪かったのは上の子で、下の子は特に体調も悪くなく元気な状態でした。
風邪等が流行っている時期でもあり、病院はかなり混雑していて、駐車場にも車を停められないくらいでした。
受付を済ませ、車で待機している事を受付の方に伝えて、車で待っていました。
待ち時間は1時間くらいで、少し待合室も空いてきたので、待合室へ移動しました。
その時点で上の子は自力で歩くのも辛いくらいで、下の子もグズグズし始めてきました。
嘔吐の症状もあったので、下の子を常時抱っこできるわけでもなく、待合室の椅子に横になる上の子を見ながら、下の子をあやして…と大変な状態でした。
他の患者さんも居る中で、騒ぐ下の子をうまくなだめる事ができず、私自身も
「静かにさせないといけない」
と焦り、困っていました。
その時に、看護師さんが来てくださり忙しい時間にも関わらずに、下の子を抱っこしてあやして下さいました。
「すみません。」
と謝ると
「この時期はお母さんたちも大変だよね。」
と言って、下の子に本を読んでくださり、本当にありがたかったです。
こういう状況になる事が目に見えていた事もあり、病院に来るのは出来るだけ控えたいと、普段から思っていましたが、そうも言ってられず、あまり気も進まない状態で行き、下の子にほとんどかまってあげられない状態でした。
上の子も病院では嘔吐もなかったので良かったですが、もし嘔吐もあれば更に私はパニックになっていたと思います。
診察室に入り20分くらいで呼ばれました。
診察中もずっと下の子を抱っこしてあやして下さいました。
おかげで、下の子も機嫌良くなり会計までどうにかスムーズにに終わる事ができました。
今回は、私みたいに2人の子を連れてきたママさんは多くいたのですが、その時にグズっているのはうちの子だけでした。
特にお願いしたわけでも、周りから苦情のようなものがでていたわけでもないのに、機転をきかせて対応して下さった看護師さんに、本当に感謝しています。
あの時の私は、自分に余裕がなくていっぱいいっぱいの状態でしたが、看護師さんの温かい対応に救われました。
病院というと、混んでいる時間帯は看護師さん達も忙しいと思うのに、かなりの時間下の子の対応をしてくれて、感謝の気持ちを言い表せません。
そして
「お母さんも大変だよね」
と、母親の気持ちに寄り添ってくれた事が1番嬉しく思いました。
その一言は普段は下の子をあやす事も苦ではない私でしたが、上の子の体調不良という事で、私自身もどうしていいか分からないくらいに困っていた時の一言。
声を掛けてもらって
「言われただけで、こんなに気持ちが軽くなるんだ。」
と涙が出そうなくらいでした。
そこの病院の看護師さんや先生は皆さん温かく対応して下さる方ばかりで、今回対応してくれた方を始め、皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。
子ども達も病院を怖がる事もなく、今もかかりつけ医として通っています。
いつ行っても子どもにも優しく声を掛けて下さって、とても気持ちがいいです。
他の方にもオススメしたい小児科です。
子どもに対する対応を見て、いつも怒ってしまう私ですが、優しく声を掛けるよう心掛けるようになり、看護師さんがお手本となっています。
声がけプラスαの対応、気づきが必要で、今では周りの方々に気を配り、困っているお母さんはいないかと気にかけられるようになりました。
私の内気な性格も少し変わってきたようです(笑)。
病気を治すだけではなく、親の気持ちも癒してくれる看護師さんと医師の先生。
これからもお世話になりたいと思いますのでよろしくお願いします。
・このエピソードをお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:30代
お住まい:宮城県仙台市
感謝を伝えたい方:看護師
エピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!