この街に引っ越してきてから、ずっとお世話になっている薬局の薬剤師さん。
初めは、私自身の病気でのお薬を貰うところから、お付き合いがはじまりました。
それから約1年ほどして一人目の妊娠がわかり、その事を報告するととても喜んでくれました。
その後はお腹の張り止めなどをもらいに行ったり、出産するまでにも何回何回もお世話になり、初めての出産での不安な気持ちなども聞いてくれ励ましてもらい、無事に出産。
出産してから初めて薬局に行った時には、自分の孫のように可愛い可愛いと喜んで抱っこしてくれました。
それから二人目の妊娠。
やはり二人目も、お腹の張り止めなどをもらいに薬局に行くので、お世話になり、行くたびに、
「子どもが寝てる時間は一緒に横になっていてね。家事なんて後回しでいいの。旦那さんにやってもらったっていいのよ!」
と優しい言葉をかけてくれました。
そして二人目を出産しましたが、二人目は先天性の病気を持って産まれたため、月1回の病院通いのたびに、薬局にも薬を貰いに行きました。
そのときにも、薬剤師さんの子どもにも持病があることを話してくれたり、それでも心配している私の為に、
「大丈夫、大丈夫‼」
「薬飲んでいたらなんともないんだから‼」
「この薬をのんでいる人は大人でも子どもでもたくさんいるから大丈夫よ‼」
「病気があったって自分のせいなんて思っちゃダメよ‼」
と声をかけてくれました。
そのおかげで私自身とても救われました。
そして三人目の妊娠。
この時も産まれるのをまだかまだかと楽しみにしてくれていた薬剤師さん。
三人目もやはりお腹が張りやすく、薬局に薬を貰いに行くと、
「子供は自由に遊ばせておいて、休める時は横になっていてね。」
「家事なんて最後でいいのよ。」
「ご飯だって旦那さんの仕事の帰りにお弁当やお惣菜を買ってきてもらったっていいのよ。」
と優しい言葉をかけてくれました。
そして三人目の出産。
産まれてから初めて三人目を連れていった時はとても喜んでくれ、顔の乳児湿疹がひどく心配していた私に
「大丈夫大丈夫‼そのうちあっという間にキレイになっちゃうわよ!今だけ今だけ…。」
と優しく言ってくれました。
三人の妊娠出産の間にも風邪ややけど、花粉症や皮膚炎などで、薬剤師さんには家族全員、毎月沢山お世話になっています。
淹れたてのコーヒーをこどもの手の届く場所に置いておき、つかまり立ちができるようになったばかりの次男がこぼして火傷をしてしまった時。
火傷の跡が残ってしまうんじゃないかと心配で心配で仕方なかった時も、
「大丈夫大丈夫‼このくらいの年齢の時はお母さんやお父さんがいくら気をつけていてもこうなっちゃうこともあるの。自分を責めちゃだめよ。跡はだんだん薄くなっていくから大丈夫よ!男の子は怪我のひとつやふたつなんともないわ♡」
と優しく言われ涙が出そうになりました。
怪我や病気で薬局に薬を貰いに行くたびに、私にも子どもにも優しく対応してくれ、子どもたちもとても懐いています。
薬局は怪我や病気で薬を貰いに行く場所だから、嬉しい気持ちや楽しい気持ちで行く場所ではないけれど、私は薬剤師さんとのほんの少しの会話を楽しみに、そこの薬局に行きます。
子どもが病気になったり怪我をしてしまった時、親は自分を責めてしまったり、心配でたまらなくなってしまうけれど、親身になって話を聞いてくれたり、「大丈夫‼」と言ってくれる人がいるだけで少し心がホッとします。
私はこの薬局を選んでとても良かったと思うし、この薬剤師さんに会えた事を嬉しく思います。
薬剤師さんにとっては沢山いる患者さんの中の1つの家族にすぎないと思いますが、いつも励ましてくれてありがとうございます。これからも話を聞いてアドバイスをしてください、と言いたいです。
・このエピソードをお寄せいただいた方
性別:女性
年齢:30代
お住まい:長野県松本市
感謝を伝えたい方:薬剤師さん
エピソードをお寄せいただき、ありがとうございました!